あきらめるか、株を追求するか

物流部門として日常業務でいい仕事をすることは勿論のこと、さらに、物流戦略課題に積極的にチャレンジすることです。 ロジスティクスを実践するにあたって、生産(仕入)・販売部門の理解と協力は欠かせません。
生産(仕入)・販売と物流との関係で物流が、生産(仕入)と販売の後処理機能物流は、生産(仕入)・販売の要求を充足することが仕事であるという考え方。 つまり、生産したから、あるいは、仕入れたからそれを保管する、販売したから顧客に配送するという関係づけです。
生産や販売に付随した機能販売部門からは、顧客の要求を代弁する多頻度小口配送、定時・緊急配送が要請される。 生産(仕入)部門から大量生産(大量仕入)による在庫の山が押し付けられます。

つまり、「生産(仕入)の論理」と「販売の論理」が物流に押し付けられます。 これでは、ロジスティクスの実践はおぼつかない。
このように企業において、物流への期待が低い理由として物流を生産(仕入)や販売の後方支援など裏方としか思っていないからです。 物流を生産(仕入)との関連でみれば、生産(仕入)計画や製品設計、販売との関連でみれば販売政策など密接に関連しており、物流は、全社的理解と協力がどうしても欠かせない。
物流こそ企業における生産(仕入)・販売という活動を支えており、生産(仕入)・販売という活動が売上になる基盤を物流が形成しているのである。 物流は、いうなれば、企業におけるインフラといえる。
したがって、企業において物流がうまくいかないと企業にとって命取りになる危険性もある。 とくに、ロジスティクスの中心的命題である「顧客サービスの戦略的展開」「生販統合システムの構築」「サプライチェーン・マネジメントの構築」にあたっては生産(仕入)部門や販売部門の理解と協力が必要であることは論をまたない。
生産(仕入)・販売部門の人に、物流を良く理解してもらい協力を得るには、社内の各種会議に物流担当者が参加して実態を報告したり、生産(仕入)・販売部門での教育に物流研修を入れてもらったり、他部門の人に物流部門の重要性を絶えずPRしたり、物流ニュースのようなPR誌を発行することも大切です。 また、必要があれば、社外の物流専門家を利用して物流をPRすることも大切です。
ロジスティクスを成功させるには、物流部門の地位向上と生産(仕入)・販売部門の理解・協力のほかにトップ・マネジメントの物流への理解と強力な支援がどうしても必要です。 しかしながら、わが国では、トップマネジメントの物流への理解や認識が低いように思われてしかたがない。

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